南側・北側、それぞれの立地のメリットとデメリット 〜後編〜 使い方次第で「北側」は最高の立地条件になる!?

前編では、南側に建てる場合のメリットやデメリットを見ていきました。

→南側・北側、それぞれの立地のメリットとデメリット 〜前編〜

そこで、今回は北側に建てる場合のメリットやデメリットを見ていきましょう。

北側のデメリットはたった1つ

まずは北側のデメリットについてです。

北側のデメリットはみなさんが想像されている通り、陽当たりが南側に比べて良くない点です。

実際に、一般的に「北側」は、陽当たりが悪く暗いイメージがあり、北側と聞いただけで、その土地を選択肢から外してしまう方もいらっしゃるようです。

ですが、実はそれは世間の勝手なイメージが先行している場合が多く、またイメージが極端に偏っている場合がほとんどなのです。

世間が勝手に抱く北側に対するイメージ

そこで、まずは北側における誤解を解いていきたいと思います。

相談に来られるお客様から、よくこのような相談を受けます。

「北側道路に面している土地だと反対側の南側が隣の家に塞がれてしまい、日光が入らなくなってしまうのではないか?」という質問です。

確かに南側に比べると陽が当たる量は減ってしまいます。

ですが全く陽の光が入らない状態は極めて稀なケースなんです。

たとえば、窓を開けたら目の前に10階建のビルが立っているなど、特殊な場合でない限り、陽の光は十分に取り入れることができます。

特に静岡県西部では、このようなケースはほとんどありません。

では、どのようにすれば北側であっても太陽の光を十分に取り込めるのでしょうか。

たとえば、隣の家と自分の家との間に、ちょっとしたプライベートスペースを設けてあげれば、その分のスペースが生まれるので、そこから陽の光が入ってきます。

以下の建築をご覧ください。

このようにプライベート空間を設けてあげることで、北側であっても家の中を十分に明るくすることができるのです。

メリット1:カーテンを1日中開放できる気持ちよさがある

さてここからはメリットについてみていきたいと思います。

メリットの一つ目は、北側が道路に面していれば、当然ですが、南側は道路には面さないため、カーテンを開けっぱなしにしておける点です。

晴れた日は、カーテンを思いっきり開け、窓を開け、微風を感じながら家の中で1日中気持ちよく過ごせます。

メリット2:プライベートを確保できる

また、南側にベランダを設けた場合、外から通行人に覗かれる心配がないため、しっかりとプライベートを確保することができます。

縁側で日向ぼっこをするのも良いでしょうし、洗濯物だって遠慮なく干すことができます。

メリット3:美しくスタイリッシュな外観を前面に出せる

前回の記事でもお伝えしたように、美しくスタイリッシュな外観を作る場合に大切なことは、できるだけ窓の数を減らすことです。

存在感のある壁や、味わい深い素材を使った壁を美しく見せることで、建物全体の外観が引き締まって見えます。

窓が一番必要な面は、太陽の光が一番当たる南側ですが、南側が道路に面していると、通行人やご近所の方から一番見られる面が窓だらけになってしまい、不格好になってしまいます。

ですが、北側が道路に面しているなら、南側は反対の奥まった側にあるので、好きなだけ窓を取り付けても平気です。

そして、北側の窓を少なくして、シンプルでモダンなデザインに施すことができるのです。

たとえば上記の家は北側が道路に面しているため、窓の数を最小限にとどめることができています。

メリット4:費用を安く抑えた分、他の施工に予算を回せる

また、北側は南側に比べて、費用をグンと抑えることができます。

くれぐれも勘違いして欲しくないのは、土地の価値自体が低いから安いのではなく、南側の方が需要が高く高値で取引されているため、北側の市場価格が低いというだけなのです。

ですので、北側であっても南側であっても当然ですが、素晴らしい家を建てることができます。

むしろ安く土地を購入できる分、その費用をリビングの装飾やキッチンなど、もっとこだわりたい部分にかけることができます。

フラットな目線で土地を選びましょう

いかがでしたでしょうか?

今回、これだけ北側についてお伝えしたのは、フラットな状態で土地選びをしていただきたいと考えたからです。

北側の価値が低く、南側が良いという先入観で見てしまうと、その土地が持つ本来の良さや特徴に気付けずに後悔する可能性が高くなります。

ぜひ、両者のメリットデメリットをしっかりと把握した上で、ご自身にあった土地を選ぶようにしましょう。

| library

↑PAGETOP