平屋は思っているほど高くない?今こそ平屋と2階建ての明確な費用の違いを理解しよう

今回は平屋についてお届けします。

平屋は、ラグジュアリーなイメージが強く近年ではとても人気を博しています。

実際、平屋は広い敷地を贅沢に使うことができるため、空間にあそびを持たせることができたり、装飾を施せるスペースが多くなるため、華やかに仕上げることができます。

また全ての生活サイクルを1フロアで行える気持ちよさも2階建にはない魅力ですよね。

2階建とは違い、平屋はリビング、寝室、キッチンなど全ての空間がベランダなどの外の敷地と繋がっているのも大きな特徴です。

平屋にすると、価格がグンと跳ね上がる?

しかし、平屋に魅力を感じるものの2階建てと比べて極端に価格が跳ね上がるイメージがあり、はなから諦めてしまう方がいらっしゃるのも事実です。

そこで家づくりについて最も大切なことを最初にお伝えしたいと思います。

それは、「先入観で決めてしまわないこと」です。

これは、満足のいく家を建てる上で一番大切なことかもしれません。

先入観で、

「● ●は高そうだからやめておこう」
「●●は、きっと広い土地が必要になるから無理だろうなぁ〜」

ときめつけてしまい、家づくりに妥協を重ねてしまうと、そのシワ寄せが家が出来上がった後にきます。

しかも、その家に何十年も住み続けるわけですから、その後悔がずっと解消されることはありません。

そこで、大切なことは、先入観を持たず、自分の希望を設計士さんにぶつけてみること。

「こんなこと言ったら、それは無理だと言われそう・・・」
「こんな要望出したら笑われないかな・・・」

と考えてしまう方も時おりいらっしゃるようですが、まずは夢や希望を設計士さんに話してみてください。

もちろん100%すべての要望が通るとは限りませんが、予算や様々な制約の中で最もベストな解決策を出してくれるはず。

家づくりは人生で一番大きな買い物だからこそ、マイホームへの夢を膨らませながら、その実現方法を設計士さんと一緒に考えていきましょう。

平屋は思っているほど高くない

さて話が少し逸れてしまいましたが、なぜこのようなお話をしたかというと、平屋についても先入観を持たれているケースが多いからです。

きっと、「平屋 = 豪邸」というイメージがあるためでしょう。

ですが、実は平屋は、みなさんが思っているほど高くはありません。

2階建を作る時とそこまで変わらない費用でできるケースもあります。

そこでこの記事では、2階建と比べて、平屋の費用がどのように違ってくるのかをわかりやすく解説したいと思います。

平屋が2階建ての家よりも安くなる3つのポイント

まずは、2階建と比べて、費用が安くなる箇所についてお伝えします。

「え、2階建よりも安い箇所なんてあるの?」そう思われた方もいらっしゃるかと思いますが、具体的には次の3つです。

<2階建てよりも平屋の方が安くなるポイント>

  1. 階段がないことによるコストダウン
  2. 廊下の面積が2階建と比べて少なくてすむ
  3. 外壁の面積が2階建より少なくてすむ

この3つです。

具体的に1つずつ説明していきたいと思います。

ポイント1:階段がないことによりコストダウンを図れる

一つ目は、2階がないので階段を作る必要がなくなり、次の2点においてコストダウンを図ることができます。

  1. 階段を建設する費用が不要になる
  2. 階段部分の床面積が不要になる

「たかが階段がなくなったくらいでそこまでコストが下がるの?」

そう思われるかもしれませんが、たとえば以下のような階段を作り上げる場合、一枚一枚使用する木の板は、人の全体重がのしかかっても大丈夫なように、質の高い木材を使う必要があります。

また、使う木の素材によって雰囲気が全く違ってくるため、デザイン的にこだわるとさらに費用がかさんでしまいます。

ですので、実は

階段は比較的コストがかかるスペース

となっているのです。

また、

単純に2階と1階部分を占有する階段部分の床面積も不要になるので、その分の建設費用をカットすることができます。

この浮いた部分をリビングなどの装飾に当てることができれば、さらに華やかな空間に仕上げることができますし、もちろん全体のコストを下げることもできます。

ポイント2:廊下の面積が少なくなる

廊下の面積も少なくて済むようになります。

廊下は各部屋にアクセスするための大切なスペースになりますが、各部屋が1階と2階に分散するので、1階にも2階にも廊下のスペースが必要になります。

単純計算をすると、2階建の方が平屋と比べて約2倍もの広さが必要となってしまいます。

ここでは、わかりやすいように「1つの家に4つの部屋を配置する場合」で考えてみたいと思います。

2階建の場合、間取りが左の図のようになりますが、平屋の場合は、廊下の左右に部屋を配置できるため廊下の面積が約半分になっていることがわかります。

ポイント3:外壁面積がすくなくなる

3つ目は外壁の面積が2階建の家よりも少なくなる分、コストカットすることができる点です。

以下の図を見てください。

ここでは分かりやすいように、1つの壁の幅を10mに設定して考えてみたいと思います。

2階建の場合、1辺が10mの外壁が8つ必要になるので、合計の壁の長さは、80mになります。


一方で、平屋の場合は、一辺が10mの壁が6つあるので、合計の壁の長さは60mになっています。

同じ平米数にもかかわらず、壁のが長さが平屋の方が20mも短い分、外壁を作らなくてすむのでコストダウンに繋がるんですね。

さらに、先ほどお伝えした、2階建ての家と比べて、廊下や階段の幅が不要になるので、さらに外壁の面積が減るので、よりコストダウンに繋がってきます。

平屋はその他にも、2階建てよりも柱の数や針の数が減らすことが可能になります。

その理由は、2階建てよりも耐震性がはるかに高いからです。

積み木をイメージしてみると分かりやすいかと思います。

積み木を高くまで積み上げた場合、少しの揺れで崩れてしまいますが、積み木を2段しか積み上げていない場合は、多少の揺れがあってもびくともしません。

このように平屋は2階建てと比べて、費用が安くなる箇所がいくつもあります。

二階建てと比べて費用が高くなる箇所

次に、2階建の家と比べて費用が高くなる箇所についてお伝えしたいと思います。

具体的には次の2点になります。

  • 2階建と比べて平屋は基礎が2倍必要になる
  • 屋根も2階建と比べて平屋は2倍必要になる

基礎も屋根も2階建ての2倍必要になる

まずは、家を支える基礎部分の広さが2階建の比べて倍にになる分、コストが上がります。

先ほど紹介した平屋の図をご覧ください。

平屋ですと、すべての空間を1階だけに配置するため、平米数の分だけ基礎工事が必要となります。

ですが2階建の場合は、半分の面積は2階に積み上げるため、基礎工事の範囲が平屋の半分で済みます。

屋根もこれと同じ理由です。

平屋は全ての空間を1階に配置するので、その分だけ屋根が必要になりますが、2階建ての場合は、その半分で済むので、それだけ費用も抑えることができます。

結論

いかがでしょうか。

平屋と2階建の違いを明確に理解することで、平屋が極端に高くなるわけではないことがお分かりいただけたかと思います。

ここで改めて平屋の方が安くなるポイントと高くなるポイントを整理しておきますので、チェックしてみてください。

<2階建てよりも平屋の方が安くなるポイント>

  1. 階段がないことによるコストダウン
  2. 廊下の面積が2階建と比べて少なくてすむ
  3. 外壁の面積が2階建より少なくてすむ

<2階建てと比べて平屋の方が高くなるポイント>

  • 2階建と比べて平屋は基礎が2倍必要になる
  • 屋根も2階建と比べて平屋は2倍必要になる

冒頭でもお伝えしたように、大切なことは先入観を持たずに、自分が本当に欲しい家を描いてみることです。

それが2階建の家かもしれませんし、平屋かもしれません。

もし平屋だった場合、今回の記事を読んでいただいたことで、平屋はそこまで高くないという認識を持って頂けたかと思います。

ですので、理想の平屋をまずは目指してみましょう。

もちろん予想や土地の広さなど、様々なご都合もあるかと思います。

その場合は、限られた条件の中で、可能な限り理想の家を実現できるよう、解決策を設計士さんと一緒に模索することをオススメします。

ぜひ、あなたの平屋の理想の家づくりを目指してくださいね。

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