人生の真ん中に趣味を配置した邸宅

Vol.1

限られたスペースの中で生活と趣味のスペースを最大限確保

まず旦那さんの強い要望としてあったのが「『趣味』を満喫できる家にしたい」ということでした。

具体的には『シアタールームを作りたい』『おしゃれなガレージが欲しい』『キックボクシングをしたい』さらには、娘さんがダンスをやられているので、そのスペースも欲しいと。

これだけのことを、1つの敷地内でどのように詰め込んでいくのかが、大きなテーマでした。

例えばガレージにこだわると、当然ですがこだわりが強いぶん、リビングなど、生活する上での重要なスペースが取られてしまいます。

ご主人自慢の大型バイクや、車、カッコよく停車できるスペースが必要になるわけですから、当然そのぶんスペースが必要となります。ですが、ガレージのスペースを十分に取りながらも、同じフロアにキッチンやリビングを配置するとなると、広々と空間を取ることができず、窮屈なものとなってしまいます。

そこで考えたのが、思いきって趣味のフロアと、生活のフロアを分けるということ。具体的には1Fを趣味のフロアとして使い切り、2Fを生活するペースとして考え、そこにリビングやキッチン、バスルールを配置しました。

『ガレージ』をライフスタイルの一部へ

この家の目玉はなんといってもガレージ。

ガレージを単なる駐車場と捉えるのではなく、ライフスタイルの一部として捉えるためにどうすればいいかというところから設計をしていきました。

ご主人の趣味である『車』と『バイク』がどのようすれば、その空間の中で主人公となり生える存在になるのかということです。

そこで『インナーガレージ』という方法を採用しました。つまり室内にガレージを配置するということです。

家の中の同じ空間にガレージを作ることで、車やバイクは気分をよくするインテリアになりますし、車やバイクのカスマタイズやメンテナンスをするときもすぐにアクセスできます。

これで、生活の中心にうまく趣味の時間を入り込ませることができました。

    

ですが、ガレージと生活があまりにもフラットにありすぎると、違和感を感じてしまうのも事実。そこでスキップフロアという区切りをつけて、同じ空間の中に存在しているガレージとそのほかのスペースに、ゆるい境界線のようなものを設けることにしました。

また、ガレージのその奥には娘さんが使われるダンスルームやシアタールームが広がっています。

ポイントは、それぞれの趣味のスペースを壁で仕切っていないということです。あくまで『趣味の空間』という1つのコンセプトで空間を作り、その中に、ガレージや、シアタールームを配置しました。

そして、空間全体に繋がりを持たせることで、限られたスペースであっても、ゆったりとした空間に見せることができます。
また、どの空間にいても、お気に入りの車やバイクがおしゃれなインテリアとして目に入る嬉しさがありますよね。

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