「家は南向きがいい」はホント?

「家を建てるなら、南向きがいい」はホント?

「リビングは南側の日当たりが良い場所がいい」

これは、お客様がよく希望される条件ですし、

私も基本的には賛成です。

ご存知の通り「南側」から入る光は家にとってとても重要であり、

価値が高く、坪単価もそれに合わせて高いです。

ですので、「南向き」にすることは、いわば「鉄の掟」と言ってもいいでしょう。

ですが、鉄の掟だからといって、100%それが正しい場合ばかりではありません。

少し想像してみてください。

たとえば、南側にグラウンドがあった場合、年中砂埃が入ってきます。

そうなると、当然「窓を開けられない」「洗濯物を干せない」

「外を楽しむことができない」ということになり、

家を建てた後に後悔をすることになります。

その他に、狭い敷地のなかで南側が道路に面していると、

カーテンを開けると家の中が丸裸になってしまい、

プライバシーを守りにくくなったり、

また、南側に大きな建物が建っていると、

日が当たらない暗い部屋となってしまいます。

つまり、何も考えずに『南向き』にしてしまうと、不可抗力により、

快適な暮らしが送れなくなってしまう場合があるということです。

そこで、大切になるのは、どんな時も一歩踏み込んで考え抜くこと、そして『柔軟』さです。

確かに南側という条件は大切ですが、

様々な外的要因により、南側にすることで不都合が多くなる場合は、

快適な暮らしを送っていただくために、

もう一歩踏み込んで臨機応変に設計をする必要があります。

たとえば、向きは東向きにしながらも、

光はしっかりと入り込むような設計をする必要があるのです。

『ルールに固執するのではなく頭を柔らかくして工夫する』

これが建築においては、ともて大切なことになります。

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